373.世界の価値あるデータを日本に集中させて、IoT産業革命で日本が大きく発展するための方策

IoT産業革命では、データ流通と利活用の促進こそがキーポイントです。(参考サイト1の第19ページ、)

なぜならば、現実空間における多様な存在の制御や組み合わせが価値を創出するのですが、 そのような制御や組み合わせは情報空間におけるデータの分析結果による現実空間での適切なアクションによってもたらされるからです。
しかも、データの分析の方法や、適切なアクションの方法も、大量で多様なデータの人工知能による機械学習やビッグデータ処理による分析によって 得られるという時代になっています。
したがって、多様な価値あるデータを日本に集中させることで、日本の産業がIoT産業革命で成功者となれると考えます。

そこで、世界の価値あるデータを日本に集中させる方策を列挙します。すなわち、日本に置かれたデータは、他の場所に置かれたデータよりも、 次の各項目が優れているという状態を作ることが有効です。

(1) ビジネスで価値創造に利用される度合い
(2) 換金できる度合い
(3) データ内容の信頼度
(4) データの守秘性とデータ保持の安全性
(5) 他のデータとの結合や比較による付加価値の向上の可能性
(6) データ分析の速度・高度性・多様性・利用の容易性
(7) データ内容の無変更の保証の度合い
(8) データ提供者の数
(9) データ利用者の数
(10)データの法的保護制度の充実の度合い
(11)データの記憶、送受信、読み出し、書き込みの容量,性能,コスト


前記(1)、(2)、(8)、(9)は、データ流通市場(例:センシングデータ流通市場、3Dプリンタ用の3Dデータの流通市場)の実現によって実現できます。
前記(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(11)は、IoTプラットフォームの実現と、データ分析技術者の質と量によって実現できます。
前記(10)は、データ所有権法(参考サイト2)や知的財産権法の拡充と、それらの法の運用体制(制度,人材,組織)の拡充によって実現できます。

【参考サイト】

1. デジタル・ニッポン2016 〜まず、やってみよう〜 平成28年5月12日自由民主党 政務調査会 IT戦略特命委員会
http://jimin.ncss.nifty.com/pdf/news/policy/132264_1.pdf
2.  所有権の本質と所有権の客体である有体物の概念を明確化して、データ所有権をブロックチェイン技術を用いて現実化する方法
http://www.patentisland.co.jp/memo370.pdf

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