324. 知財実務能力の向上のためのレッスン1

このレッスンの目的: 特許公報を題材にして、技術を理解するためのフレームワークを自分の頭の中に形成する。

 (1)入力と処理と出力の三者の組で、機能ブロックが記述できることを体験する。
 (2)記述には概念レベルの上位と下位というものがあることを体験する。

題材: 取引処理システムの特許公報

テーマ: 題材としてあげている特許公報を読み、下記の内容をパワーポイントで記述したプレゼンテーション資料を作成する。
 (1)請求項1の技術内容をできるだけ正確に記述した機能ブロック図
 (2)前記(1)で作成した機能ブロック図の各要素(ブロック)ごとに、それに対応する具体的な装置の名前を特許公報の明細書および図面の中から見出して、その図の近くに示す。
 (3)前記(2)で示した具体的な装置の名前で示される装置に対応できる具体的な商品のモデル番号を、インターネット検索などで調べて、その図の近くに示す。
 (4)前記(3)で示したモデル番号の商品に関するWebページや各種のドキュメントをインターネット検索などで調べて、その商品について自分が理解した内容を、 A4の1ページで具体的に説明する。

【参考書籍】
次の各書籍を繰り返し読みながら、今後のレッスンを続けていくことで、知財実務に必要な知識と能力が、知財業務の目的と連鎖して体系的に獲得できます。
(1) 理工系のための実践・特許法 第2版 弁理士 古谷栄男 著
(2) 特許戦略論 久野敦司 著

【参考サイト】
1. 要求、機能、振る舞い、構造 : 設計に関する基本的な概念
2. 機能の表現形式と、技術の表現形式
3. 発明者のためのコンピュータ・ソフトウェア関連発明(ビジネス関連発明を含む)の説明書の書き方

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