168.請求項のかなでるメロディー、明細書が実現する交響曲

昨日の帰宅時に、FMラジオでJポップスを聴いていて、こんな音楽が作曲できたらど んなに楽しいだろうと思いました。メロディーや詩の美しさが人を感動させることの できる音楽の世界に比べて、特許の世界は人の感性を刺激することや感動を与えるこ とがなかなか無いと思いました。

しかし、芸術作品のような請求項を作成する弁理士は数少ないがおられます。例え ば、牛久健司弁理士に作成していただいた特許出願書類は請求項も、明細書も図面に も鋭い切れ味と、作風があります。私は図面の中の文字のフォントや図形の輪郭線に ついた影の部分が気に入っていましたし、請求項にも明細書にも無駄がなく備前焼の 茶碗のような調和と簡素さがあります。

調和のとれた請求項なら、請求項記述言語で記述した後に、何らかの変換を行なうこ とで、音楽のメロディにすることもできると思います。
請求項をピアノの主旋律として、明細書の構造化から生まれるデータを用いて、様々 な楽器のおりなす旋律を配することで、交響曲を作成することも将来はできるかもし れません。

請求項記述言語や、谷川弁理士の開発中の明細書記述言語を用いると、将来は特許の 世界と音楽の世界が融合するかもしれないと、思いました。夏の日の夢ですが、10 年以内には実現すると思います。
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