SMIPS 特許戦略工学分科会

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請求項記述言語(PCML) 案 Ver0.3
作成年月日: 2004年4月17日
改訂年月日: 2004年5月23日(タグの英語版追加、タグの3分類(法的、言語的、技術的)のフラグ追加
改訂年月日: 2004年5月30日 DTDを作成
改訂年月日: 2005年5月25日 方法クレームへの対応のためのタグを追加
作成者: 久野敦司(E-mail: patentisland@hotmail.com )

PCMLを構成するXMLタグ一覧
タグ意味他のタグとの関係備考
<特許請求の範囲> </特許請求の範囲>

<PATCLAIM> </PATCLAIM>
特許請求の範囲の記述部分を囲むタグ
<辞書> </辞書>

<DIC> </DIC>
請求項で用いる用語の解釈に使用する辞書の識別子を囲むタグ<特許請求の範囲> </特許請求の範囲>で0個または1個、使用される。言語的タグ
<PCML> </PCML>準拠するPCMLのバージョンの識別子を囲むタグである。<特許請求の範囲> </特許請求の範囲>で1個、使用される。管理用タグ
<請求項> </請求項>

<CLAIM> </CLAIM>
1つの請求項の範囲を囲むタグ<特許請求の範囲> </特許請求の範囲>で1個以上、使用される。法的タグ
<番号> </番号>

<NUM> </NUM>
その請求項の番号を囲むタグである。<請求項> </請求項>の中で1個、使用される。 法的タグ
<上位請求項> </上位請求項>

<UPPERCLAIM> </UPPERCLAIM>
その請求項の上位の請求項の番号を囲むタグである。<請求項> </請求項>の中で0個以上、使用される。 法的タグ。
 このタグが設定されていない場合は、独立項である。
<発明の名称> </発明の名称>

<TITLE> </TITLE>
その請求項に記載の発明に付与された名称の部分を囲むタグである。<請求項> </請求項>の中で1組、使用される。 法的タグ
<カテゴリー> </カテゴリー>

<CATEG> </CATEG>
その請求項に記載の発明のカテゴリー記述を囲むタグである。<請求項> </請求項>の中で1組、使用される。 法的タグ。
 方法(一般方法,コンピュータシステム利用のビジネス方法)、生産方法、物(物質,装置,プログラム,プログラム記録媒体)の3種類がある。
<構成要素> </構成要素>

<COMPO> </COMPO>
1つの構成要素の範囲を囲むタグである。<請求項> </請求項>の中で1組以上、使用される。 技術的タグ
<特徴性> </特徴性>

<FEATURE> </FEATURE>
構成要素の請求項中での位置付けの記述を囲むタグである。<構成要素> </構成要素>の中で0個または1個、使用される。 法的タグ。
 主特徴部、従特徴部、前提部のどれかの値をとる。
<ステップフラグ> </ステップフラグ>

<STEPFLAG> </STEPFLAG>
構成要素が方法の1要素としてのステップであることを示すフラグである<構成要素> </構成要素>の中で0個または1個、使用される。 技術的タグ。
ステップという値をとる
<次ステップ> </次ステップ>

<NEXTSTEP> </NEXTSTEP>
次のステップを示す記述を囲むタグである。ステップフラグを有する<構成要素> </構成要素>の中で0個以上、使用される。 技術的タグ。
分岐条件の記述のない無条件分岐を示す次ステップ記述は、1つの構成要素には1つしか存在できない。
<分岐条件> </分岐条件>

<IFCLAUSE> </IFCLAUSE>
次のステップに移行する条件を示す記述を囲むタグである。<次ステップ> </次ステップ>の中で0個または1個、使用される。 技術的タグ。分岐条件が他の分岐条件と重なったり、不足してはいけない。
<次ステップ名称> </次ステップ名称>

<NEXTNAME> </NEXTNAME>
次のステップとなる構成要素の構成要素名を囲むタグである。<次ステップ> </次ステップ>の中で1個、使用される。 技術的タグ。
ステップフラグを有する構成要素の名称を次ステップ名称とする
<構成要素名> </構成要素名>

<CNAME> </CNAME>
構成要素に付与される名称の部分を囲むタグ<構成要素> </構成要素>の中で1つだけ、使用される。 技術的タグ
<定義情報> </定義情報>

<DEFINFO> </DEFINFO>
構成要素に付与された構成要素名の定義記述の部分を囲むタグである。<構成要素> </構成要素>の中で0個または1個だけ、使用される。 技術的タグ
<修飾情報> </修飾情報>

<MODINFO> </MODINFO>
構成要素名について請求項外で与えられている定義に加えて、さらに追加的に与えられている限定条件の記述部分を囲むタグである。<構成要素> </構成要素>の中で0個以上、使用される。 技術的タグ
<概念展開> </概念展開>

<CONCEPOPEN> </CONCEPOPEN>
さらに詳しい記述を構成要素の組み合わせで行なう対象となる構成要素名を示すとともに、展開エリアを囲むタグである。<請求項> </請求項>の中で0個以上、使用される。 言語的タグ
<展開対象> </展開対象>

<OPENOBJ> </OPENOBJ>
さらに詳しい記述を構成要素の組み合わせで行なう対象となる構成要素名を囲むタグである。<概念展開> </概念展開>の中で1個、使用される。 言語的タグ
<展開エリア> </展開エリア>

<OPENAREA> </OPENAREA>
さらに詳しい記述を構成要素の組み合わせで行なうエリアを囲むタグである。<概念展開> </概念展開>の中で1個、使用される。 言語的タグ
<絶対的記述> </絶対的記述>

<ABSDESC> </ABSDESC>
定義情報または修飾情報であって、記述対象の構成要素以外の他の構成要素とは無関係に規定できる記述を囲むタグである。<定義情報> </定義情報>または<修飾情報> </修飾情報>の中で0個以上、使用される。 技術的タグ
これに該当する記述には、次のものがある。
1)外部特性関係(請求項内のどの構成要素でもない他の存在との特性の関係を示す記述)
2)外部入出力(請求項内のどの構成要素でもない他の存在との間の入出力を示す記述)
3)自己特性(その構成要素が他と無関係に有する特性を表現する記述)
<相対的記述> </相対的記述>

<RELDESC> </RELDESC>
他の構成要素との間の関係(リンク)の記述の部分を囲むタグである。<定義情報> </定義情報>または<修飾情報> </修飾情報>の中で0個以上、使用される。 技術的タグ
これに該当する記述には、次のものがある。
1)入出力関係(請求項内の他の構成要素との入出力関係の記述)
2)特性関係(請求項内の他の構成要素の特性との関係の記述
(例)位置関係、大きさの関係
<入出力関係> </入出力関係>

<INOUTREL> </INOUTREL>
請求項内の他の構成要素との入出力関係の記述部分を囲むタグである。<相対的記述> </相対的記述>の中で0個以上、使用される。 技術的タグ
構成要素間における信号、力、物質、電磁場など流れを記述する。流れの源と方向性を持つ。
<特性関係> </特性関係>

<CHARREL> </CHARREL>
請求項内の他の構成要素との特性関係の記述部分を囲むタグである。<相対的記述> </相対的記述>の中で0個以上、使用される。 技術的タグ
(例)位置関係、時間関係、大きさの関係、温度の関係
<入出力名称> </入出力名称>

<INOUTNAME> </INOUTNAME>
入出力するものの名称部分を囲むタグである。<入出力関係> </入出力関係>の中で1個、使用される。 技術的タグ
<源構成要素名> </源構成要素名>

<SOURCENAME> </SOURCENAME>
入出力するものの源となる構成要素名を囲むタグである。<入出力関係> </入出力関係>の中で1個、使用される。 技術的タグ
入力を受ける側の構成要素において、 <入出力関係> </入出力関係>の中で記述する。
<関係構成要素名> </関係構成要素名>

<RCOMPN> </RCOMPN>
自構成要素との特性関係の記述対象となる他の構成要素名を囲むタグである。<特性関係> </特性関係>の中で1個以上、使用される。 技術的タグ
<対象特性名> </対象特性名>

<CHARNAME> </CHARNAME>
特性関係の記述対象となる特性名を囲むタグである。<特性関係> </特性関係>の中で1個、使用される。 技術的タグ
<外部特性関係> </外部特性関係>

<EXTREL> </EXTREL>
請求項内のどの構成要素でもない外部の存在との特性関係の部分を囲むタグである。<絶対的記述> </絶対的記述>の中で0個以上、使用される。 技術的タグ
<外部入出力関係> </外部入出力関係>

<EXTINOUT> </EXTINOUT>
請求項内のどの構成要素でもない外部の存在との入出力の記述部分を囲むタグである。<絶対的記述> </絶対的記述>の中で0個以上、使用される。 技術的タグ
<自己特性> </自己特性>

<SCHAR> </SCHAR>
その構成要素の特性であって、他の構成要素や外部の存在と無関係に記述できる部分を囲むタグである。<絶対的記述> </絶対的記述>の中で0個または1個、使用される。 技術的タグ
<源記述> </源記述>

<SOURCEDESC> </SOURCEDESC>
外部入出力の源の記述<外部入出力> </外部入出力>の中で0個または1個、使用される。 技術的タグ
<外部存在名> </外部存在名>

<EXTNAME> </EXTNAME>
外部存在の名称<外部特性関係> </外部特性関係>の中で1個、使用される。 技術的タグ



請求項記述言語(PCML)を表現するDTDを下記に示します。

<!DOCTYPE 請求項記述言語(PCML) V0.3[
<!ELEMENT 特許請求の範囲(辞書? ,PCML ,請求項+)>
<!ELEMENT 請求項(番号 ,上位請求項? ,発明の名称 ,カテゴリー ,構成要素+ ,概念展開*)>
<!ELEMENT 構成要素(特徴性? ,構成要素名 ,定義情報|修飾情報 ,ステップフラグ?,次ステップ?)>
<!ELEMENT 次ステップ(分岐条件? ,次ステップ名称)>
<!ELEMENT 定義情報(絶対的記述? ,相対的記述?)>
<!ELEMENT 修飾情報(絶対的記述? ,相対的記述?)>
<!ELEMENT 絶対的記述(外部入出力関係* ,外部特性関係* ,自己特性?)>
<!ELEMENT 相対的記述(入出力関係* ,特性関係*)>
<!ELEMENT 入出力関係(入出力名称 ,源構成要素名)>
<!ELEMENT 外部入出力関係(入出力名称 ,源記述?)>
<!ELEMENT 特性関係(関係構成要素名+ ,対象特性名)>
<!ELEMENT 外部特性関係(外部存在名+ ,対象特性名)>
<!ELEMENT 概念展開(展開対象 ,展開エリア)>
<!ELEMENT 展開エリア(構成要素+)>

<!ELEMENT 辞書(#PCDATA)>
<!ELEMENT PCML(#PCDATA)>
<!ELEMENT 番号(#PCDATA)>
<!ELEMENT 発明の名称(#PCDATA)>
<!ELEMENT カテゴリー(#PCDATA)>
<!ELEMENT 特徴性(#PCDATA)>
<!ELEMENT 構成要素名(#PCDATA)>
<!ELEMENT 入出力名称(#PCDATA)>
<!ELEMENT 源構成要素名(#PCDATA)>
<!ELEMENT 源記述(#PCDATA)>
<!ELEMENT 関係構成要素名(#PCDATA)>
<!ELEMENT 対象特性名(#PCDATA)>
<!ELEMENT 展開対象(#PCDATA)>
<!ELEMENT ステップフラグ(#PCDATA)>
<!ELEMENT 次ステップ(#PCDATA)>

<!ATTLIST カテゴリー カテゴリー種別 (物|方法|生産方法) "物">
<!ATTLIST 特徴性 種別 (主特徴部|従特徴部|前提部) >
]>